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増福寺について

増福寺の歴史

 増福寺は元和二年(1616)二代将軍徳川秀忠の時代。章厳教文和尚によって開創されました。

 この年に徳川幕府を築いた徳川家康が没します。前年には大坂夏の陣にて豊臣氏が滅亡し、この後、250年以上続く平和が続く最初の年でもあります。

増福寺の宗派

 増福寺は道元禅師を開祖とする曹洞宗の禅寺です。

 

 日本仏教における曹洞宗は、鎌倉時代に道元禅師が宗より持ち帰ったところから始まります。

 「只管打坐(しかんたざ)」と呼ばれる実体のないものに不安を感じる心(非思量:ひしりょう)を無にする為に坐禅をすることを旨とします。

増福寺のほとけさま

本尊:聖観世音菩薩様

 救いを求める全ての人々を、千変万化*してお救い下さるといわれています。

真言は『オン・アロリキャ・ソワカ』

*・・さまざまに変化すること

賓頭盧様

 お釈迦様の弟子のひとりで、おびんずる様の愛称で参詣者の皆さまに愛されている撫で仏です。

増福寺の賓頭盧様は手水場(ちょうずば)横にいらっしゃいます。

西国三十三観音像

 古くから信仰深いこの地域では、様々な霊場巡りを模した石像が制作されてきました。

西国三十三所巡りは草創千三百年と言う由緒ある霊場です。自由に往来が出来なかった時代に、願いを込めて制作されたほとけ様です。

八十八弘法

 増福寺、本堂裏の弘法山。本堂脇からの登山道から山道脇にいらっしゃる弘法さまにお参りしながら登ると八十八体の弘法大師が出迎えて下さいます。

 多くの石仏が遺るこの地域では、同じ場所に山の神、十三仏、五輪塔、夜念仏塔、二十三夜塔、増福寺三世住職。大心崍蟲大和尚像が祀られています。

 また弘法山では八十八弘法~小渡城址~広高稲荷を巡る登山ルートが作成されています。

(所要時間30~40分)

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